Chile(チリ)
アンデス山脈から自然保護区のパタゴニアまで南北に4,300km延びるチリ
中央部はワインの生産地でもあり、自然の美しさと文化の豊かさを兼ね備えた国です
チリ基本情報
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公用語
スペイン語
-
通貨
チリ・ペソ
※表記は米ドルと同じ$
1US$:$902.46
$1:0.18円
※2026年06月20日15時 -
日本との時差
本土は12時間
サマータイムあり -
電圧・プラグ
電圧:220V
プラグ:B3・BF・C・SE
- サンティアゴ ₋ チリの首都
- アントファガスタ ₋ 北部最大の街
- ビニャ・ デル・マール ₋ チリのアカプルコ
- テムコ ₋ チリ南部の大都市
- バルパライソ ₋ 天国の谷
- プエルト・モン ₋ サーモンの産地
- コキンボ ₋ 湾岸都市
- ランカグア ₋ ロデオの聖地
- ラ・セレナ ₋ チリで二番目に古い街
- タルカ ₋ チリの独立宣言の地
- コンセプシオン ₋ 南部の重要都市
- アリカ ₋ 常春の街
- ロス・アンヘレス ₋ チリ南部の玄関口
- イキケ ₋ ビーチタウン
- チジャン ₋ 芸術家の地
- バルディビア ₋ 南の真珠
- オソルノ ₋ 牛の首都
- カラマ ₋ 鉱山都市
- クリコ ₋ ケーキやフルーツで有名な街
- コピアポ ₋ 最高のブドウの産地
- タルカワノ ₋ 最古の港街
- プンタ・アレナス ₋ 南極大陸の玄関口
- ビジャリカ ₋ 火山の街
- ロス・アンデス ₋ ブドウと銅の産地
- コジャイケ ₋ 一日に四季がある街
- カストロ ₋ チロエ島の島都
- アンクー ₋ かつての島都
- プコン ₋ アドベンチャーリゾート
- ケジョン ₋ 水産の街
- トコピジャ ₋ チリサッカーの英雄の街
- プエルト・ナタレス ₋ トレス・デル・パイネの玄関口
- タルタル ₋ 隠れた名所
- サン・ペドロ・デ・アタカマ ₋ 砂漠のオアシス
- ポルベニール ₋ フエゴ島の小さな町
- チレ・チコ ₋ スイカやサクランボの生産地
- チャイテン ₋ 火山の街
- オルノピレン ₋ 南北大西洋への北の玄関口
- コクラネ ₋ フエムル鹿の生息地
- ビジャ・オイギンス ₋ 南パタゴニア氷原の玄関口
- プエルト・リオ・トランキーロ ₋ マーブル洞窟自然保護区
- プジュウワピ ₋ ドイツとチロエ文化の融合
※それぞれ画像クリックで街の詳細に飛びます
南米の優等生
チリに住むならこの街ランキング
【住む】というのを前提として、治安、物価などの生活コスト、品物の種類や入手のしやすさ、インフラ、付加価値について独自の勝手ランキングを作ってみました
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162点
サンティアゴ
安全性:65 点
コスパ:57 点
入手性:66 点
インフラ:66 点
その他:56 点 -
260.8点
コンセプシオン
安全性:65 点
コスパ:57 点
入手性:61 点
インフラ:65 点
その他:56 点 -
360.2点
ビニャ・ デル・マール
安全性:68 点
コスパ:54 点
入手性:55 点
インフラ:64 点
その他:60 点 -
459.6点
ランカグア
安全性:73 点
コスパ:57 点
入手性:58 点
インフラ:59 点
その他:51 点 -
559点
ロス・アンデス
安全性:84 点
コスパ:53 点
入手性:53 点
インフラ:54 点
その他:51 点 -
658.6点
テムコ
安全性:68 点
コスパ:56 点
入手性:55 点
インフラ:61 点
その他:53 点 -
757.8点
アントファガスタ
安全性:62 点
コスパ:56 点
入手性:58 点
インフラ:60 点
その他:53 点 -
857.8点
オソルノ
安全性:76 点
コスパ:53 点
入手性:56 点
インフラ:54 点
その他:50 点 -
957.6点
バルパライソ
安全性:56 点
コスパ:53 点
入手性:57 点
インフラ:64 点
その他:58 点 -
1057.6点
クリコ
安全性:73 点
コスパ:55 点
入手性:53 点
インフラ:57 点
その他:50 点 -
1157.4点
ラ・セレナ
安全性:69 点
コスパ:55 点
入手性:55 点
インフラ:58 点
その他:50 点 -
1257.4点
タルカ
安全性:74 点
コスパ:53 点
入手性:55 点
インフラ:54 点
その他:51 点 -
1357.2点
バルディビア
安全性:71 点
コスパ:52 点
入手性:53 点
インフラ:60 点
その他:50 点 -
1457点
プエルト・ナタレス
安全性:82 点
コスパ:51 点
入手性:46 点
インフラ:56 点
その他:50 点 -
1557点
チジャン
安全性:75 点
コスパ:54 点
入手性:54 点
インフラ:52 点
その他:50 点 -
1656.8点
ビジャリカ
安全性:88 点
コスパ:47 点
入手性:49 点
インフラ:50 点
その他:50 点 -
1756.6点
イキケ
安全性:64 点
コスパ:53 点
入手性:55 点
インフラ:58 点
その他:53 点 -
1856.4点
プコン
安全性:90 点
コスパ:46 点
入手性:48 点
インフラ:49 点
その他:49 点 -
1956点
プエルト・モン
安全性:71 点
コスパ:52 点
入手性:53 点
インフラ:54 点
その他:50 点 -
2055点
コキンボ
安全性:63 点
コスパ:54 点
入手性:51 点
インフラ:56 点
その他:51 点 -
2155点
プンタ・アレナス
安全性:76 点
コスパ:50 点
入手性:51 点
インフラ:55 点
その他:43 点 -
2254.4点
アンクー
安全性:79 点
コスパ:43 点
入手性:49 点
インフラ:55 点
その他:46 点 -
2354点
チレ・チコ
安全性:91 点
コスパ:43 点
入手性:40 点
インフラ:46 点
その他:50 点 -
2453点
アリカ
安全性:56 点
コスパ:47 点
入手性:52 点
インフラ:57 点
その他:53 点 -
2553点
オルノピレン
安全性:90 点
コスパ:45 点
入手性:42 点
インフラ:44 点
その他:44 点 -
2652.6点
ポルベニール
安全性:90 点
コスパ:43 点
入手性:40 点
インフラ:45 点
その他:45 点 -
2752.4点
カラマ
安全性:55 点
コスパ:50 点
入手性:51 点
インフラ:56 点
その他:50 点 -
2852.4点
タルカワノ
安全性:63 点
コスパ:46 点
入手性:49 点
インフラ:55 点
その他:49 点 -
2952.2点
コジャイケ
安全性:77 点
コスパ:45 点
入手性:45 点
インフラ:49 点
その他:45 点 -
3052.2点
チャイテン
安全性:88 点
コスパ:43 点
入手性:40 点
インフラ:45 点
その他:45 点 -
3152点
カストロ
安全性:66 点
コスパ:44 点
入手性:50 点
インフラ:50 点
その他:50 点 -
3252点
ロス・アンヘレス
安全性:57 点
コスパ:47 点
入手性:54 点
インフラ:52 点
その他:50 点 -
3351.6点
サン・ペドロ・デ・アタカマ
安全性:79 点
コスパ:45 点
入手性:40 点
インフラ:44 点
その他:50 点 -
3451.2点
ケジョン
安全性:76 点
コスパ:43 点
入手性:42 点
インフラ:50 点
その他:45 点 -
3550.8点
コピアポ
安全性:70 点
コスパ:46 点
入手性:51 点
インフラ:41 点
その他:46 点 -
3650.4点
タルタル
安全性:68 点
コスパ:44 点
入手性:40 点
インフラ:50 点
その他:50 点 -
3749.4点
ビジャ・オイギンス
安全性:93 点
コスパ:34 点
入手性:34 点
インフラ:43 点
その他:43 点 -
3849.2点
コクラネ
安全性:89 点
コスパ:35 点
入手性:36 点
インフラ:42 点
その他:44 点 -
3949.2点
プエルト・リオ・トランキーロ
安全性:90 点
コスパ:36 点
入手性:35 点
インフラ:42 点
その他:43 点 -
4047.4点
プジュウワピ
安全性:85 点
コスパ:34 点
入手性:35 点
インフラ:41 点
その他:42 点 -
4146.8点
トコピジャ
安全性:59 点
コスパ:43 点
入手性:40 点
インフラ:45 点
その他:47 点
-
実際にチリに住んでみた感想
私は首都のサンティアゴをはじめ、北はペルーとの国境街、アリカ
南はパタゴニアのプンタ・アレナス
州都を基本に、大小43の都市に滞在しましたので、チリについて私の印象を記載していきます
【チリの特徴】
南北に約4,300kmに延びている(北海道から沖縄の直線距離は約2,200km)ので、エリアにより気候も暮らし方も大きく異なります
2026年時点で、国は16の州に分かれており、56の県、346のコミューンに細分化されています
※便宜上、Regiónを「地方」ではなく「州」、Provinciaを「州」ではなく「県」と呼ばせて頂きます
国の重要機関は、ほぼ中央に位置する首都のサンティアゴに集中しており、チリの総人口約1,850万人のうち、約30%の600万人がサンティアゴで暮らしています
日本の総人口は約1.2億人、日本の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の総人口が約3,700万人なので、割合としては似たような感じです
主な産業は、銅やリチウムなどの鉱業、ワインやサーモンなどの輸出業となります
【北部地域】
チリの北部地域は、ペルーとの国境であるアリカおよびパリナコタ州 (XV)から、コキンボ州 (IV)までとなります
この地域での州都は
アリカおよびパリナコタ州 (XV)・・・アリカ
タラパカ州 (I)・・・イキケ
アントファガスタ州(II)・・・アントファガスタ
アタカマ州 (III)・・・コピアポ
コキンボ州 (IV)・・・ラ セレナ
北部地域は、漁業、鉱業、観光業とバラエティに富んだエリアです
重要な街は基本的に沿岸部に集中していますが、サン・ペドロ・デ・アタカマなどは観光や天文学の重要な街となっています
基本的に乾燥している地域ですが、バラエティに富んだ、非常に面白いエリアです
【中部地域】
チリの中部地域は国の中心です
この地域での州都は
バルパライソ州 (V)・・・バルパライソ
サンティアゴ首都圏(RM)・・・サンティアゴ
リベルタドール将軍ベルナルド・オイギンズ州 (VI)・・・ランカグア
マウレ州(VII)・・・タルカ
ニュブレ州 (XVI)・・・チジャン
ビオビオ州 (VIII)・・・コンセプシオン
中央は国の重要なエリア、沿岸部は漁業や貿易の中心
バルパライソは世界遺産の街であり、ビニャ・デル・マールはリゾート地と、まさに国の中心エリアとなります
北部エリアとは異なり、暑く乾燥した夏と涼しく雨の多い冬が特徴です
【南部地域】
チリの南部地域は農業、林業、畜産といった産業が盛んなエリアです
この地域での州都は
アラウカニア州 (IX)・・・テムコ
ロス・リオス州 (XIV)・・・バルディビア
ロス・ラゴス州 (X)・・・プエルト・モン
カルロス・イバニェス・デル・カンポ将軍のアイセン州 (XI)・・・コジャイケ
マガジャネスおよびチリ南極地域 (XII)・・・プンタ・アレナス
南部の主役は何と言ってもパタゴニアです
プエルト・モンから南は大自然がおりなす観光業が特に盛んです
このエリアは年間を通して降雨量が多く、気温も穏やかで湿度が高いのが特徴です
【生活費】
チリでは、エリアにより食料品や生活必需品の価格が大きく異なります
首都のサンティアゴが安く、そこから離れるにつれ価格が上昇していき、南部地域のパタゴニアが最も高価となります
日本と比べると牛肉(隣国からの輸入品)は安価ですが、それ以外はたいした差がありません
物件価格も場所により異なりますので一概には言えませんが、それほどお得感はありません
パタゴニア地方にある小さな町になると、日本よりも生活費が高価になります
また、チリではSIMを購入する場合、またはオンラインでの買い物には必ずRUTという納税者番号が必要となり、基本的にチリ国外発行のカードではインターネット購入ができません
ですので、外貨で生活をする場合は送金して、ペソに両替をし、チリで発行されたカードを持つ必要があるので少々面倒です
【生活インフラ】
大きな街から小さな町まで、基本的には電気、ガス、水道の設備は整っています
ガスはプロパンが主流、水は水道水を飲むことも可能です
※コピアポなど、一部の工業地域では水道からの飲水はあまりおすすめできません
州都や県都といった大きな街ではバスも走っていますので、中心エリアで生活する分には移動に困る事はありません
小さな町ではそもそも車が必須となります
ガソリンの価格は日本よりも高価です
【人々について】
チリは南米の中で教育レベルが平均的に高いので、話が通じる可能性は高いです
ただその分、周辺国と比べると融通が利かない事もありますので、良し悪しはあります
北部地域から南部地域まで、男性、女性ともに親しみやすい人柄なので、人間関係で悩む事は少ないと思いますが、サンティアゴは人口集中や様々な方がいる為、イライラしている人も多い印象でした
また、距離を詰めてくるわけではなく、引く場所は引いてくれる人が多いです
10代から30代の世代は、アニメや漫画を良く知っていますので、日本に対して好印象を持たれている人が多いです
40代以降の方も、日本人は礼儀正しい、テクノロジーの国といった印象を持っており、日本人を差別してくることはありません
※日本人と韓国人、中国人の考え方の違いを分かっている方は比較的多いです
適度な距離間を保ちながら付き合いができるでしょう
【買い物】
余程小さな街以外では、普段の生活に必要な物は手に入ります
お店はたくさんあっても、どこにも同じ商品しかないので、専門的な物は基本的にサンティアゴから取り寄せる事になります
サンティアゴでも手に入らない物が多く、その場合は輸入となりますが、輸送費を考えると高価です
これはチリに関わらず、南米のデメリットです
それなりの規模の街には、中華ショップがあるので、日本人にとって必要な小物はそれなりに手に入りやすいです
日本製の商品はほとんど手に入りません
【通販】
私はデジタル民のため、チリに滞在している際に必要になったものを、日本やアメリカから輸入したことが数回あります
チリ国内では手に入らなかったり、そもそも旅行者の身分なのでRUTを持っていない為、通販での買い物がかなり不便です(チリ人に手伝ってもらう必要があります)
ですので、国外からの輸入がメインとなっていました
チリの配送業者は
Correo Chile(郵便局)
Chile Express
Starken
Blue Express
などがありますが、EMSはCorreo Chileが担当
それ以外は、輸入された後にチリ国内で割り振りされますので、どの会社が配達を担うか購入時には不明です
Correo Chile以外の三社だと、Chile Express以外は使い物になりません
Starkenは、基本的に到着予定日に到着しません
Blue Expressはそもそも荷物が届かず、連絡先もチャットボットの為、税関で破棄されてしまいました
チリではなまじデジタル化されているので、問い合わせがAIによる返事となり、何かある度に店舗へ行く必要があります
ここでも担当者に当たりはずれがあります
これは私にとってはかなり致命的です
よって、可能な限り高価ですがDHLを利用する必要があります
【通信】
インターネットはどの街でも問題なくつながります
携帯会社は、Claro(クラロ)、Entel(エンテル)、Movistar(モビスター)の三社が有名です
小さな町では、衛星通信のスターリンクを利用されている家庭が多くみられました
携帯の通信は問題なくても、光ファイバーは敷かれていないのかもしれません
携帯電話の月々の料金は、日本と比べると比較的安価です
【交通】
バスがある街も多くありますが、完全に車社会です
サンティアゴやその周辺の首都圏以外は車が必須となります
とはいえ、街の中で生活をする分には徒歩で十分な場合もあります
運転マナーが良い人が多いです
他の国では車が優先(法律では人が優先)ですが、チリでは横断歩道で止まってくれるドライバーがほとんどです
一部の地域では、周辺国と同じように車が優先になっている事があります
サンティアゴでは地下鉄網がしっかりしており、本数も多いです
人口が密集しているので、しっかり整備されています
【治安】
小さな町は日本と同じくらいの感覚で安全です
※多少の用心は必要です
中規模の街でも、観光者や外国から入ってきた人が少ない街は安全です
首都のサンティアゴは所得格差がかなりあり、移民の数も多く、安全なエリアと、やや不安なエリアに分かれます
また、北部エリア、中部エリアも所得格差が見受けられますので、夜間に一人での外出は避けた方が無難です
南部の、特にパタゴニア地方は安全な場所が多いですが、以前と比べると治安が悪化していると地元の方は嘆いておられました
【医療】
チリの医療レベルは南米でも高水準との事ですが、私は実際に通ったことがない為真偽は不明となります
私は歯の詰め物が1つ取れたので、いくつかの歯科医に連絡をしましたが、日本円で8,000円程度と言われました
因みにパラグアイでは約4,000円
ボリビアでは約5,000円
アルゼンチンでは約10,000円です
日本の国民健康保険に該当する、Fonasaと呼ばれる制度があり、課税所得の7%が保険代となります
【まとめ】
以上がチリについて、私が感じたり調べた内容です
私個人の状況で考えると、チリは南米でも「優等生」といった感覚です
ラテンの国で、いい加減な部分はありますが、周辺の国と比べると総合的な教育水準が高く、規律が守られている箇所も多く見受けられました
※あくまでも南米基準での水準です
それゆえ融通が利かない部分も多くあったのは、個人的には残念なポイントです
また、日本人感覚で利便性を考えるのであれば、住むのはサンティアゴ一択となります
その理由として、ほとんどのサービスがサンティアゴ起点となっているので、サンティアゴと他の街とでは利便性に雲泥の差があります
ただし老後にゆっくり過ごしたいのであれば、他の街が選択肢に入ります
利便性を第一に考えるのであればサンティアゴ
大きすぎず、小さすぎずで、利便性も必要なのであれば、ビニャ・デル・マール
もう少しゆっくり過ごしたいのであれば、タルカ、チジャン、コンセプシオンといった中南部地域
不便ですが今後の面白さを考えるのであれば、パタゴニア地方のチレ・チコ
といったところでしょう
全体的なバランスは良いですが、物価とサービスの質を考えると、もう少し頑張ってもらいたいと感じます
最終更新:2026/05/25
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チリでの永住を考えてみる
さて、ここから【チリに永住する】ということを考えてみます
日本人視点で考えたときに、チリが適しているかはその人の家族状況、資産状況、年齢、持病などで大きく異なります
チリで永住権を取得するには、まず一時滞在許可証を得る必要がありますので、まずはそれを確認していきます
【一時滞在許可証について】
一時滞在許可証は最大2年間有効なビザとなります
2026年時点で、ビジネスや学生など、15のカテゴリーがあります
自分にあったものを選択して、SERMIGと呼ばれる国家移民局のポータルサイトで申請する形となります
サイトはこちら
15のカテゴリーから単独で取得できそうなビザは、
11.退職者や投資での生活
または、
13.投資家および関係者
この2つになりそうです
【永住権への切り替え】
一時滞在権を持った状態で、24か月以上チリに滞在していた場合は永住権への切り替え申請が可能となります
途中でチリを離れている場合は、その期間によって更にチリに滞在しないと永住権への切り替え申請ができませんので注意が必要です
永住権の申請は、国家移民サービス (SERMIG) のオンラインサービスポータルから行います
サイトはこちら
移民局のポータルサイトには、永住権取得の流れが記載されていますので、参考にされてください
※参考ページ
【一時滞在許可証の取得について】
さて、次は個人完結できそうな一時滞在許可のカテゴリー
11.退職者や投資での生活および、13.投資家および関係者を確認します
まずは、11の「Personas jubiladas o rentistas」を見ていきます
【Personas jubiladas o rentistas】
退職者や投資でのビザを申請する場合のページは下記です
※参考ページ
ここで確認すると、年金を受給しているか、不動産または金融資産から安定した収入を得ていることを証明する必要があります
金額は、社会開発家族省が定めた指標との記載があります
2025年の貧困ラインが月額241.258ペソですので、約44,000円
この倍はないと厳しそうですが、家賃等を考慮すると、正直10万円ほどでは生活は厳しいと思います
私がチリで生活してきた感覚だと、食料品だけで月に3万円程、約16万ペソは必要になります
となると、最低でも15万円、82万ペソ、できれば20万円、100万ペソ以上必要だと考えます
私が年金を受給するまではかなり先なので、不動産または金融資産からの収入での計算となりますが、私は不動産を所有しておらず、株式配当も2025年は税引き後で50万円弱でした
これでは厳しいです
となると、私が申請可能なのは13の投資家および関係者になりますので、これを確認してみます
【Inversionistas y personal relacionado】
投資家および関係者でのビザを申請する場合のページは下記です
※参考ページ
条件を確認すると、
〇チリに50万米ドルまたは他の通貨でそれに相当する金額以上の投資を希望する外国企業の法定代表者および管理者または上級管理者の役割を担う者。
ただし、その投資は商品またはサービスの生産を目的としていることが条件となります。
〇チリで設立された会社で、資本または資産が、会社の株式の議決権の10%以上、または法人でない場合は株式資本もしくは会社の資産への参加に相当する割合を有する外国人投資家によって直接的または間接的に管理され、その会社に従属労働者として、またはサービスを提供するために雇用されている、管理職または上級管理職機能を果たす者および専門技術者。
とあります
まず1つ目のチリに50万ドルの投資となると、かなり大規模になります
個人でわざわざ50万ドルも費やすのはリスク大なのでこれは厳しいです
2つ目は、チリで会社を設立して株式の10%以上を持つか、契約を結ぶ(端折っていますが)とあります
個人完結なら、自分で会社を興すのが手っ取り早そうです
では、次にチリでの法人についてみてみます
チリの法人の形態はいくつかありますが、
個人有限責任会社
Empresa Individual de Responsabilidad Limitada (E.I.R.L.)
有限責任会社
Sociedad de Responsabilidad Limitada (Ltda)
株式会社
Sociedad por Acciones (SpA)
この辺りが一般的です
この中で、有限責任会社(Ltda)を設立するには、最低2名必要ですので、選択肢から外れます
株式会社(SpA)は、日本の株式会社に相当します
個人有限責任会社(E.I.R.L.)は、1人限定の法人となります(従業員を雇うことはできます)
日本の個人事業主に似ていますが、日本の個人事業主はあくまでも「個人」であり「法人」ではありませんので、似て非なるものです
簡単に言えば、株主が一人の法人ということになります
株を分割したい場合は、EIRLからSpAへの変更も可能ですので、ひとまずEIRLを設立すれば十分でしょう
EIRLの設立や税務申告については、ここでは割愛しますが、以下税金です
法人所得税として、第一種税金(FCT)は中小企業の場合は25%
※現時点では中小企業向けFCT減税がありますので、2027年度までは12.5%、2028年度は15%となります
日本の消費税にあたる、付加価値税(VAT)は19%
会社が従業員へ支払う社会保障費は、給与総額の2.4%です
従業員は約20%を負担します
日本と同じように給料から源泉徴収をして、会社が納付します
税制について、日本と大きく変わる箇所はなさそうです
課税期間は暦年と同じなので、自由に選択できる日本とは異なります
続いて、法人から支払われた給与にかかる税金を見ていきます
【個人所得税】
こちらは0~35.5%の累進課税です
日本円で500万円の所得なら8%です
約1,500万円を超えると最大の35.5%です
キャピタルゲイン等、別の収入も全て合計しての計算となります
税率だけを考えると日本よりも断然安いです
永住権を取得後は2年以上チリを離れると権利が失効してしまう可能性がありますので、2年経過をする60日前までに延長の申請をする必要があります
延長は2年となりますが、合計4年間チリから離れると永住権は失効しますので注意が必要です
人により優先する項目は異なりますが、私にとってチリで永住するのは悪くない選択肢となります
他の国と比較して、物価の高さはやや気になりますが、それを除けば十分楽しく暮らせるでしょう
ただし、住む場所により利便性や物価が大きく異なるので注意が必要です






