Argentine(アルゼンチン)
ブラジルと並ぶ南米の大国アルゼンチン
南米のパリこと、ブエノスアイレス
アンデス山脈の連なる北西エリア
世界一の滝がある街、プエルトイグアスなどをご紹介します
※アルゼンチンでは公式のペソレート、ブルーレート、MEPレートの三種類が存在します
国内でブルーレート両替は大きな都市しか不可です。
外国のカードを使用すると、MEPというブルーレートに近いレートが適用されますので
小さな街ではカードの利用をお勧めします
VISAカードでは即時ブルーレートで反映
MasterCardでは、一旦公式レートで決済されたのち
差額が返金対応となります
ATMでのキャッシングはMEPレートが適用されますが
手数料が高い為注意が必要です
アルゼンチン基本情報
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公用語
スペイン語
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通貨
アルゼンチン・ペソ
※表記は米ドルと同じ$
1US$:AR$1032.5、BR:AR$1185
AR$10:1.52円、BR:1.33円
※2025年01月05日15時 -
日本との時差
12時間
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電圧・プラグ
電圧:220V
プラグ:BF・C・O2・SE
- ブエノスアイレス ₋ 南米のパリ
- コルドバ ₋ アルゼンチン第二の都市
- ロサリオ ₋ アルゼンチンの国旗発祥の地
- サルタ ₋ アンデス山脈の麓
- サン・ミゲル・デ・トゥクマン ₋ 共和国の庭
- サンタ・フェ ₋ 意外と穴場
- コリエンテス ₋ 発展途上の街
- ポサダス ₋ ゆったり過ごせる街
- サンチアゴ・デル・エステロ ₋ 最も古い都市
- レシステンシア ₋ 芸術の街
- パラナ ₋ 隠れた名所
- フォルモサ ₋ 可愛い街
- ラ・リオハ ₋ 独自通貨を持つ街
- カタマルカ ₋ 斜面上の要塞
- コンコルディア ₋ エントレリオス州の名所
- サンタロサ ₋ 品のあるコンパクトシティ
- プエルトイグアス ₋ イグアスの滝への玄関口
- エスキーナ ₋ スイカの産地
- ラ・キアカ ₋ ボリビアとの国境の街
- コロン ₋ プールでリラックス
- ベルナルド・デ・イリゴジェン ₋ ブラジル国境の街
※それぞれ画像クリックで街の詳細に飛びます
毎日インフレ米ドル最強の国
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実際にアルゼンチンに住んでみた感想
アルゼンチンに住んだ感想、2024年12月改訂版です
【訪れた場所】
ブエノスアイレスよりも北の主要な街には殆ど訪れました
その数21都市
その中には、首都のブエノスアイレスをはじめ、第二の規模を誇るコルドバ、治安が悪いと言われているロサリオ、イグアスの滝で有名なプエルトイグアス、アンデス山脈にある街、ウマウアカなど
パタゴニア地方には今後行く予定です
【気候】
私が主に住んだのが1月~の夏時期となりますが、6月から9月の冬時期にも滞在しました
※南半球なので日本とは真逆になります
アルゼンチンは縦に長い為、北は亜熱帯に近く、ブエノスアイレスまでいくと日本のように四季があります
ただし、北でも標高が3000mを超えるアンデス山脈の方へ行くと、雨季と乾季があるステップ気候となります
亜熱帯地域では、冬でも日中の日差しは強く、日焼け止めや日傘が必須です
夜は気温が下がる為、掛布団が必要
一日の寒暖差がかなり激しくなります
山岳地域では、湿気や気温はそれほど高くありませんが、標高が高い為に日差しがとても強いです
どの地域でも、夏は日本のような湿気はなく、カラっとしているのがほとんどですので、外でも日陰に入れば問題ありません
写真のように綺麗な青空が広がります
【治安】
日本の治安と比べてはいけませんが、基本的にどの街も中心部は安全です
小道でも問題なく一人で歩けますが、陽が落ちてから、シエスタ中や日曜日などの人が少なくなる時間帯や歩きスマホは気を付けるようにしてください
田舎道はいつでも安全です
貧困層が暮らしているであろうエリアは基本的に避けるようにしてください
※判断の基準は地図を見て、道が碁盤の目のように整備されていない場所や、グーグルマップをフォトモードに変えてみて、屋根や家がいびつに建っている地域を参考にしてください
【交通】
よほど小さな街以外は、市バスがあります
バスに乗る場合はSUBEと呼ばれるチャージ式のカードが必須です
SUBEの【公式サイト】で購入場所、チャージできる場所を探すと良いでしょう
チャージには本来手数料が必要ありませんが、キオスク等では手数料を3割取られる場合があります
ですので、その街でSUBEを発行している施設でのチャージ、もしくは知り合いに現金を渡してアプリから入金してもらうのが良いです
ラテンアメリカでは良くあることですが、時刻表だけでなくルートマップも基本的にありません
グーグルマップやMoovitでも対応していない街や、対応していても更新されていなくて、ルートが違う等も良くありますので、バス停で待っている人数名に聞いてみるのが良いです
また車社会なので道を渡るときは注意してください
青信号の横断歩道だろうが車は止まってくれません
バイクはHONDAが多く活躍しています
車はTOYOTAやプジョー、シボレーなどが多い印象です
【通信】
通信会社はClaro(クラロ)、Movistar(モヴィスター)、Personal(ペルソナル)
Claroはメキシコの会社、Movistarはスペイン、Personalはアルゼンチンの会社です
月々契約またはプリペイドSIMを購入してチャージするというどちらかとなります
月々契約の場合、ラテンアメリカの国々では、国際ローミングが込みになっていることが多い為、国の移動時には便利です
プリペイドプランでも、5GB程度の容量かつ、30日のプランでも10ドル、1,500円程度なので安いです
キャンペーンがあるともっと安くなります
ネットスピードは契約によって変わると思いますが、田舎のWi-Fiでも300Mbps出ますし、ほとんどの場所で携帯の電波も繋がるので、通信インフラに問題はないと思います
【水質】
水道水を問題なく飲むことができますが、気になる方は煮沸すれば良いと思います
水質は軟水の地域が多いのでカルキが溜まったり、ヨーロッパのように洗濯機を使用した際に3時間かかることはありませんし、ミネラルがこびりつくこともないので掃除が楽です
私はいつも水道水を飲みますが、お腹を下したことはありません
【物価】
冒頭でも説明しているように、アルゼンチンでは公式レート、ブルーレート、MEPレートが存在します
公式レートはアルゼンチン政府が定めたレート
ブルーレートは非公式のレート(なかば公式)
MEPレートはデジタル等での外貨決済時のレートとなります
レートは、ブルー、MEP、公式の順に悪くなります
従って、アメリカドルからアルゼンチンペソに両替する際は、公式レートで両替をしてしまうと損なので、できる限りブルーレートでの両替をおすすめします
※闇両替と言われていますが、全く問題ありません
アルゼンチンでは、毎日のようにインフレが起こっていますので、現金はあまり持たない方が良いです
小さな商店以外ではカード決済ができる場所が多いので、できるだけカード決済(MEPレート適用)をする方が良いです
デビットカードだと手数料がかかりませんが、クレジットカードでの決済だと、店への入金時期がずれる為、インフレ分を考慮しての手数料がかかる場合があります
さて、物価についてですが、生活必需品は全体的に日本よりも安いです
フォルモサのカルフールにて、2024年5月のコカ・コーラ500mlはAR$969(約169円)
ちなみに1年前の2023年4月はAR$203(約125円)でした
公式レートで上記価格ですが、ブルーレートだとそれぞれ、140円、81円でした
2024年12月時点では牛肉は、1kgあたりAR$7.400(約1,147円)
りんご1kgあたりAR$2.099(約325円)
レタス1kgあたりAR$2.599(約403円)
アルゼンチンはインフレや通貨安が超ハイスピードで進む国です
【チップ】
基本的に無しで大丈夫ですが、レストラン等では端数を残すなど、ピッタリで払わないようにした方が良さそうです
渡すと喜ばれることが多いです
【家について】
基本的に土足で、毎日床掃除をします
洗濯機置き場がない家やアパートも多く、手洗いをする為の桶がある場所も多いです
また基本的に排水機能が弱い為、トイレの紙は流せませんので、紙はゴミ箱に入れます
同様にティッシュの概念もない為、トイレットペーパーがティッシュの代わりになります
大都市ではちゃんとティッシュが売っています
お湯はタンクで温めての保温式か、電熱線での都度沸かしのどちらかとなります
亜熱帯地域では電熱線方式が多いです
【生活】
娯楽と言えばサッカーかバスケのようにスポーツやダンスをする事が好きです
また、皆で集まってアサード(バーベキュー)や、マテ茶を飲んで話しをするのが好きです
北部はどちらかというとパラグアイの影響が強く出ていて、ゆったりとした時間を楽しんでいる印象です
つまり、日本のように様々な娯楽がある訳ではありません
亜熱帯地域ではシエスタがあるので12~17時にお店が閉まっている事が多いです
銀行の窓口は朝7時30分頃に開いて12時には閉店のところが多いです
大きな街でも24時間開いているスーパーはほぼありません
女性もしょっちゅうジムに通って自分磨きを怠りませんので、ラテンアメリカのジムでは下半身用のマシンが異様に多いです
小さな街でも、基本的に停電や断水はありません
日本のようにネットショッピングは発達していませんが、メルカドリーブレという個人販売店の集まったマーケットサイトがありますので便利です
通常郵便は紛失が起こるなど、あまり信用できません
【人柄】
西部の田舎の方は人柄が良いです
東部の川がある地域は、少しいい加減ですが、明るく楽しい方が多い印象です
大きな街になると、他人には無関心な人が多く、ブエノスアイレスは完全な階級社会です
たどたどしいスペイン語でも全く問題ありません
愛国心が強いです
インスタで自分発信が好きです
【税金】
消費税は10.5%と21%の軽減税率
所得税は5~35%の累進課税
自営業者は別途総所得に対して4%という州税が課されますが、ブエノスアイレス市では免除されるようです
全世界所得税式です
【まとめ】
現時点ではブエノスアイレスよりも北地域のみでの感想となります
アルゼンチンは永住権の取得要件が低く、一般的な外国人は3年間一時滞在ビザで居住をすれば永住権の取得要件を満たします
永住権を取得後は2年以上アルゼンチンを離れなければステータスの維持が可能ですので条件としては悪くありません
詳細は【公式サイト】をご覧ください
私個人の意見としては、ラテンアメリカではそれなりに発展しており、自由なので、過ごし方によってはとても良い国です
大半が親しみやすく良い人なので、スペイン語が話せなくても全く問題ありません
引きこもり生活が好きな方にはうってつけの環境です
ただし、スーパーをはじめ、それなりの規模も街でないと、生活物資の選択肢が少ないというのは難点ですので、食事のバリエーションに困るかと思います
アルゼンチンはかなり広い国です
今後、南部のパタゴニア地方へ滞在して更新します
最終更新:2024/12/24
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アルゼンチンでの永住を考えてみる
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