Argentine(アルゼンチン)
ブラジルと並ぶ南米の大国アルゼンチン
南米最大の街、ブエノスアイレス
北部のコリエンテス、レシステンシア、北東にあるポサダス、世界一の滝がある街、プエルトイグアスをご紹介します
※アルゼンチンでは公式のペソレート、ブルーレート、MEPレートの三種類が存在します
国内でブルーレート両替は大きな都市しか不可です。
外国のカードを使用すると、MEPというブルーレートに近いレートが適用されますので
小さな街ではカードの利用をお勧めします
VISAカードでは即時ブルーレートで反映
MasterCardでは、一旦公式レートで決済されたのち
差額が返金対応となります
ATMでのキャッシングはMEPレートが適用されますが
手数料が高い為注意が必要です
アルゼンチン基本情報
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公用語
スペイン語
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通貨
アルゼンチン・ペソ
※表記は米ドルと同じ$
1US$:AR$910.49、BR:AR$1335
AR$10:1.77円、BR:1.21円
※2024年06月29日15時 -
日本との時差
12時間
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電圧・プラグ
電圧:220V
プラグ:BF・C・O2・SE
毎日インフレ米ドル最強の国
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実際にアルゼンチンに住んでみた感想
アルゼンチンに住んだ感想です
【気候】
現時点で私が主に住んだのが1月~4月の夏時期
※南半球なので日本とは真逆になります
アルゼンチンの北部ばかりです
北部地域の日差しは強く、日焼け止めや日傘が必須です
シエスタがある意味がわかります
湿度は高くなく、カラっとしているのがほとんどですので、外でも日陰に入れば問題ありません
写真のように綺麗な青空が広がります
【治安】
北部は基本的にどの街も安全です
歩きスマホはもちろん、シエスタ中や陽が落ちてからの小道でも問題なく一人で歩けます
ただし、貧困層が暮らしているであろうエリアは基本的に避けるようにしてください
※判断の基準は地図を見て、道が碁盤の目のように整備されていない場所や、グーグルマップをフォトモードに変えてみて、屋根や家がいびつに建っている地域を参考にしてください
【交通】
移動はバスが基本です
バスに乗る場合はSUBEと呼ばれるチャージ式のカードが必須です
SUBEの【公式サイト】で購入場所、チャージできる場所を探すと良いでしょう
ラテンアメリカあるあるですが、時刻表だけでなくルートマップも基本的にありません
Moovitというアプリで路線検索やどのバスに乗れば良いか検索可能ですが、北部はコリエンテスだけしか対応しておりませんでした
フォルモサのようにUberやBoltが対応していない州もありますので注意が必要です
また車社会なので道を渡るときは注意してください
青信号の横断歩道だろうが車は止まってくれません
バイクはHONDAが多く活躍しています
車はTOYOTAやプジョー、シボレーなどが多い印象です
パラグアイのように韓国車が走っていることはありませんでした
【通信】
通信会社はClaro(クラロ)、Movistar(モヴィスター)、Personal(ペルソナル)
よくある三すくみ
Claroはメキシコの会社、Movistarはスペイン、Personalはアルゼンチンの会社です
ClaroはパスポートでプリペイドSIMを購入可能です
※恐らくMovistarでも可能、私はパラグアイで契約しているPersonalを利用しています
ClaroのプリペイドSIMは日本発行のVISAカードでもWEB上から利用可能です
※アルゼンチンでは外国発行のカードはMEPレートが適用され、ブルーレートに近い価格なので非常に有利です
ネットスピードは契約によって変わると思いますが、北部の田舎でもWi-Fiで300Mbps出ることもあったので通信インフラは問題ないと思います
【水質】
水道水を問題なく飲むことができますが、気になる方は煮沸すれば良いと思います
水質は軟水なのでカルキが溜まったり、ヨーロッパのように洗濯機を使用した際に3時間かかることはありませんし、ミネラルがこびりつくこともないので掃除が楽です
【物価】
冒頭でも説明しているように、アルゼンチンでは公式レート、ブルーレート、MEPレートが存在します
公式レートとブルーレートを比較すると、4割ほど変わります
MEPレートはブルーレートに近いのでお得です
従って、アメリカドルからアルゼンチンペソに両替する際は公式レートで両替をしてしまうとかなり損です
毎日のようにレートが悪くなっていますので、両替による現金はあまり持たない方が良いです
北部地域ではそもそもブルーレートでの両替ができませんので、できる限りアルゼンチン外で発行されたカードでMEPレートの恩恵を受ける形での買い物をお勧めします
大体のスーパーでカードが使用できますが、毎回パスポートナンバーを伝える必要があります
さて、物価についてですが、特別レートの恩恵で全て基本的に安く感じますが、物によって差が激しいです
Red BullはAR$378.9(約152円)、MonsterはAR$423.9(約170円)
コーラ1.5LはAR$304.5(約122円)
牛肉が特に安く、他のラテンアメリカと比べ柔らかいのが特徴です
100gあたりAR$169.9(約68円)
北部地域では何故か鶏肉が冷凍品しか売っていません
骨付きもも肉は100gあたりAR$92(約37円)
リンゴは1kgあたりAR$590.4(約236円)、バナナは1kgあたりAR$399(約160円)と、果物は比較的高価です
玉子も30個でAR$1938.8(約775円)と10個あたり258円なので高いです
緑の野菜も基本的に高価です
そしてしなびていますのであまり買う気になれません
【チップ】
基本的に無しで大丈夫ですが、レストラン等では端数を残すなど、ピッタリで払わないようにした方が良さそうです
【家について】
アルゼンチンでも洗濯機置き場がない家やアパートも多く、その場合は手洗いをする為の桶があったりします
しかし、パラグアイに比べるとそのような家庭は少ないです
また北部では排水機能が弱い為、トイレの紙は流せませんので、紙はゴミ箱に入れます
同様にティッシュの概念もありません
お湯はタンクで温めての保温式か、電熱線での都度沸かしのどちらかとなります
ガスはプロパンでキッチンのみとなります
ガスタンクに入れてもらう形です
【生活】
娯楽と言えばサッカーかバスケのようにスポーツやダンスをする事が好きです
また、皆で集まってアサード(バーベキュー)や、テレレ(冷たいマテ茶)を飲んで話しをするのが好きです
北部はどちらかというとパラグアイの影響が強く出ていて、ゆったりとした時間を楽しんでいる印象です
アルゼンチンでもインスタで自分発信が好きです
シエスタがあるので12~17時にお店が閉まっている事が多いです
銀行の窓口は朝7時30分頃に開いて12時には閉店のところが多いです
北部では大型スーパーでも22時には閉店します
スーパーで買い物する際のレジにて端数(AR$10等)は切り捨てされます
桁数が多くないので現金払いでも間違えることはないと思いますが、枚数が多いので大変です
この札束でUS$500なので持ち運びが大変です
よってカードでの支払いを推奨します
女性もしょっちゅうジムに通って自分磨きを怠りませんので、ラテンアメリカのジムでは下半身用のマシンが異様に多いです
基本的に停電や断水はしませんので安心です
※コリエンテスでは1度ありました
ネットショッピングもありますがほとんど利用されていないようです
確かに街で宅配の車はおろか、郵便局の配達員を見ることはありません
【人柄】
北部の人たちは基本的に人柄が良く、細かな事を気にしないイメージです
北部地域で他のアジアを見かけることはありませんでしたが特に差別されることもありませんでした
たどたどしいスペイン語でも全く問題ありません
愛国心は強そうです
【税金】
消費税は10.5%と21%の軽減税率
所得税は5~35%の累進課税
自営業者は別途総所得に対して4%という州税が課されますが、ブエノスアイレス市では免除されるようです
外国人が外貨を得ている場合、ブルーやMEPレートで税金を支払えば実質4割引になるのでは?と思いますがどうなんでしょうか...
2023年時点ではAR$2,781,353.85(約111万)以上の所得は25万円程度の控除がされて35%となりますが、4割なら実質14%となります
【まとめ】
現時点では北部地域のみでの感想となります
アルゼンチンは永住権の取得要件が低く、一般的な外国人は3年間一時滞在ビザで居住をすれば永住権の取得要件を満たします
永住権を取得後は2年以上アルゼンチンを離れなければステータスの維持が可能ですので条件としては悪くありません
詳細は【公式サイト】をご覧ください
私個人の意見としては、他の国や地域を知ってしまっていますので、北部地域に住むのは正直微妙といったところですが、シエスタ文化も含め、人生をゆったり過ごしたい人には良いのかもしれません
大半が親しみやすく良い人なので、スペイン語が話せなくても全く問題ありません
引きこもり生活が好きな方にはうってつけの環境です
ただし、スーパーをはじめ、生活物資の選択肢が少ないというのは難点ですので、料理が好きな方でないとなかなか食事のバリエーションに困るかと思います
北部に日本食レストランは殆どありませんが、コリエンテスでは寿司レストランがありました
アルゼンチンはかなり広い国です
今後、ブエノスアイレスをはじめ、中部、南部、西部と住む予定なので違いをレポートします
最終更新:2024/04/02
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アルゼンチンでの永住を考えてみる
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