さすがにブエノス・アイレスでなら、FIランプ問題を解決できるだろうと考えて、友達に整備工場を紹介してもらった
まず、そこに持って行く前に、症状から自分で診断してみる
HONDAのマニュアルを確認すると、「FIランプの点灯は、インジェクションエラーですので早く整備工場に持っていくように」としか記載されていません

なんと不親切な…
どこが問題か考えてみる
現状の問題点は、FIランプが常に点灯しており、アイドリングの回転数が常時高いということ

〇インジェクション(青)…ガソリンの噴射
〇アイドルスピードセンサー(緑)…回転数のコントロール
〇センサーマップ(紫)…エンジンの制御
このどれか、または複数が壊れているのだと思われます
ですので、これらを1つずつ交換してみれば良いと考えます
整備工場へ
さて、紹介してもらった整備工場へ持って行った
行く前に現状を説明していましたが、「多分別の箇所が故障していると思う。今は仕事が多いから1週間の時間が欲しい」と言われました
メカニックが料金の話をしてこなかったので、「まずは見積もりだけを欲しい。その後必要なパーツを自分で手配するか、そちらで手配してもらうか考える」と言いました
南米に限らず、日本以外では、法外な値段を後から言われる可能性があるので、必ず事前にメッセージや録音などをして価格を残すように気を付けてください
メカニックはエラーのチェックをするのにAR50.000、約7,700円
この料金は、ここで修理をすれば無料になると言われたので、OKを出して待ちました
診断の結果
1週間経過しても連絡がなかったので、次の日に連絡をすると、
「診断ができた。その結果を送る」
との返事があり、PDFが送られてきました
そのPDFがこちら

「どうやらインジェクションが壊れているね」
うん、知ってたし、そう言ったよね?(君は違うと言ったけど)
そしてメカニックはこう言った
「これはここでは直せない」
私は「は?」ですよ
理由を聞くと、「部品が高価なのでここでは手に入らない」と
「うん、それも知ってる、だけど互換性のある商品を購入すれば良いよね?こっちで買えば良いかな?」と聞くと、
「それはできない」
私は再度「は?」です
修理ができないメカニック
メカニックが言うには、ここで直す条件として
〇純正の部品のみを使用すること
〇少しでも手を加えられた車両は修理しない※私のバイクには後付けでフォグランプやワイヤレス充電付きのスマートフォンホルダーがついています
〇そして古いバイクは直さない
言っておきますが、ここは正規のHONDAの整備工場ではありません
彼が出した条件なら、説明書を見ながらプラモデルを組み立てる事ができる人なら誰でも修理可能なんですが…
ていうか、これができないって、君はメカニックではないよね?
バイクを見た瞬間に手が加えられていることがわかるし、年式で古い事がわかります
それなのに一度引き受けたという事は、それが問題ではないという事です
彼の条件は完全に後付けです
つまり、彼は私のバイクを直せる自信がないということです(自分ではできないとは言わない)
そして彼は当然のように、診断の料金を請求してきます
あきらめる
アルゼンチンだけでなく、南米は日本の地方都市のような感じです
つまり横の繋がりが非常に大事なので、自分勝手に振舞いながらも、村八分に合わないように努力する必要があります
この整備工場がここに住む友達の紹介の手前、私が問題を起こすと、友達の今後の立場が悪くなると考えて、納得できませんがここは引くことにしました
このあとウルグアイを経由してブラジルに行く予定なので、ブラジルの整備工場に問い合わせをしておきます
続く